Tencent Miora:画像・動画・Web ページを1つのキャンバスで仕上げるデザインエージェント
Tencent 初のデザインエージェントが全量開放。brief から納品までの全工程をカバー、下層はすべて Skill、メモリとインスピレーションライブラリを内蔵しています。


Tencent Miora:画像・動画・Web ページを1つのキャンバスで仕上げるデザインエージェント
Tencent 初のデザインエージェントが全量開放。brief から納品までの全工程をカバー、下層はすべて Skill、メモリとインスピレーションライブラリを内蔵しています。
Miora(Tencent 設計妙境) は Tencent WorkBuddy チームが手がける初のデザインエージェントプラットフォームで、「クリエイティブ版の WorkBuddy」と理解できます。画像、動画、Web ページという3種類のクリエイティブ産出物を同じキャンバスに収め、「出図はあるツール、動画編集は別のツール、Web 制作はまた別のツール」というツールを行き来する苦しみをなくすのが目標です。2026年7月22日、全量開放が公式発表されました——これまではずっと招待コードが必要で順番待ちもありましたが、今はそのまま登録すれば使えます。本稿では公式発表と一次実測を統合し、それが何で、どう使い、誰に向くかを伝えます。
体験アドレス: miora.design
核心メカニズム: すべては Skill
Miora のキャンバス上で見えるそれぞれのテンプレート(IP デザイン一式、インタラクティブゲーム、カード、スタンプ、ポスター)の下層は、すべて書かれた Skill です。呼び出しフローは次のように統一されています:
テンプレートを選ぶ → プロンプトを入力 → マルチモーダルモデル欄でモデルを指定(Nanobanana、GPT-image 2 など)
→ 比率/解像度を確認 → 右側のキャンバスに一式のマテリアルが表示される鍵となる差別化ポイントは、キャンバス上の各画像を個別に編集できることです。背景の切り抜き、画像の拡張(複数のシーン画像を同じ比率に引き伸ばす)などの操作は、画像の右側の機能エリアに隠れています。つまり、手に入るのは完成画像のセットだけでなく、引き続き精密に仕上げられるプロジェクトなのです。
3種の産出物はどうつながるか
- 画像: テンプレート+プロンプト。マルチモーダルモデルは自動選択も手動指定も可能。
- 動画: 2枚の画像を最初と最後のフレームとして選び、平易な言葉のプロンプトを入力。「プロンプトを磨く」を押せば、口語を完全版へ翻訳してくれます。下層で呼び出すのは
audio-video-agentという Skill です。 - Web ページ: 出図と動画を終えた後、その流れで Web ページを生成でき、一式のクリエイティブマテリアルが閉じたループになります。
Miora を「また一つの AI 出図ツール」にしない3つの能力
1. フローを Skill として蓄積+マーケット
走らせた一連のパイプラインは一つの Skill として蓄積でき、ワンクリックでマーケットへ公開することもできます。自分が踏んだ轍も、調整の末にたどり着いたパラメータの組み合わせも、すべて再利用可能な資産になります。次回は自分がワンクリックで再利用でき、他の人も直接呼び出せます。
2. メモリ機能
自分の習慣、ワークフロー、ブランド規約、プロジェクトの背景を与えておけます。Miora は何を使ったかを覚えるだけでなく、どう創作するかを覚えます。協働のたびにあなたの審美眼、ブランド規約、手触りを学び、使うほどにあなたを理解し、毎回背景を説明し直す必要がありません。
3. インスピレーションライブラリ
用意された事例が同梱されており、インスピレーションがないときは一つ選んで「プロンプトを使う」を押すと、プロンプトが自動でチャット欄に飛んできます。初心者に特に優しく、ゼロから Prompt を書く必要がありません。
誰に向くか: ゲームシーンデザインが光る
Miora の「インタラクティブゲーム」Skill は、普通の出図ツールとの違いを決める切り札です。プロンプトを入力すると、レイヤー別に生成します:
- 遠景のパララックス背景
- 中景の装飾レイヤー
- 前景のインタラクションレイヤー
- プラットフォームと障害物のコンポーネント
- コリジョンデータ
- レベル接続ポイント
各レイヤーは個別に調整できます。例えばピクセル風の横スクロールアクションゲームの第一面「黄昏の森」では、同じプロンプトを裸のモデル(直接 Nanobanana を呼び出して出図)に与えるだけでは、このレイヤー分け Skill の効果に必ず及びません。Skill の中には、プロのゲームアーティストのレイヤー分割の考え方が封入されているからです。
使い方: 4ステップで最初のクリエイティブを完成させる
ステップ1: 登録してクレジットを受け取る
miora.design にアクセスしてアカウント登録します。公式によると新規ユーザーには 1000 クレジットが贈られ、いくつかのテンプレートを試して様子を見るには十分です。
ステップ2: テンプレートを一つ選んでキャンバスに入る
ホームでニーズに最も近いテンプレート(IP デザイン一式、インタラクティブゲーム、ポスターなど)を選び、メインキャンバスに入ります。
ステップ3: プロンプトを入力してモデルを選ぶ
チャット欄に自分のクリエイティブの記述を入力します。動画の場合は、最初と最後のフレームになる2枚の画像を選び、マルチモーダルモデルのドロップダウンで出図モデル(Nanobanana、GPT-image 2 など)を指定し、比率と解像度を確認します。
💡 ヒント: プロンプトは平易な言葉で書けば十分です。書き終えたら「プロンプトを磨く」を押して Miora に完全版へ拡張させると、出図の品質が明らかに安定します。
ステップ4: キャンバス上で仕上げて書き出す
生成結果が出たら、どれか一枚の画像をクリックして編集に入ります: 背景の切り抜き、画像の拡張、個別の再生成。満足したら対応するフォーマットで書き出します。一式のマテリアル(画像+動画+Web ページ)なら、その流れで Web ページを生成できます。
検証結果
「プロンプト → 出図 → 動画 → Web ページ」の完全なパイプラインを一度走らせ、このパイプラインを再利用可能な Skill として保存できれば、習得は成功です。発展的な検証として、「メモリ」にブランド規約を与えた後、新しいラウンドの産出が配色とフォントの要件を自動的に守っているかを確認します。
活用シーン
- インディーゲーム開発: インタラクティブゲーム Skill でマルチレイヤーのゲームリソースを一撃で切り出し、アーティストに手作業でレイヤー分割させる時間を節約します。
- ブランド IP の総合プロデュース: IP のメインキャラクターからスタンプ、ポスター、宣伝素材まで、1つのキャンバスの中でセットで産出します。
- ショート動画コンテンツ: 最初と最後のフレーム+平易なプロンプトで動画クリップを生成。口述動画の差し絵や製品デモに向いています。
- ランディングページの高速構築: 出図と動画を終えたらその流れで Web ページを生成。イベントページや製品紹介ページに向いています。
よくある質問
- まだ招待コードが必要?: 7月22日に全量開放されました。そのまま登録すればよく、招待コードも順番待ちも不要です。
- クレジットはどう計算される?: 新規ユーザーには 1000 クレジットが贈られ、モデルや操作によって消費量が異なります。詳細は公式の課金基準によります。
- 専門ソフトに書き出して仕上げられる?: 画像は直接ダウンロードできます。動画と Web ページのプロジェクトは現状 Miora 内での編集が中心で、書き出し能力は公式の説明によります。
- Jimeng や Kling との違いは?: Miora の差別化ポイントは「1つのキャンバスで画像+動画+Web ページを完走」+「Skill の蓄積とメモリ」で、ポジションは単点の出図ツールではなくデザインエージェントです。